ありがとうございました!
昨年1月に発足した、おたがいさま食堂くまもと(おた食)
「こ食」が増えてきた現代、「共食」ができる場を作ろうと、
賛同してくれた人たちが集まり、繋がり、
8名から始まったメンバーは20名を超えました。
メンバーは様々な職種がいて、皆それぞれにお仕事をしながらの活動です。
“無理せずできるしこ”
活動を始めるときに初めに作った理念があり、
かたりたい人(語りたい、関わりたい、参加したいなどなど)
作りたい人(食卓・食事を作るだけでなく、友だちや顔見知りを作るなど)
食べたい人(食べる楽しみだけでなく、食材を考える・知るなど)
が、ゆるく集まり繋がっていく場として、
4月3日に熊本市中央区本山の香福寺で第1回を開催しました。
この時は、削らー山本美奈子さんに来ていただき、鰹節削りと味噌玉作りをし、
高森町コウノウファームさん、美里町那須さんからお野菜を具に、
参加されていた地域の皆さんや大西市長から、
昔はこうやって鰹節削っていた、おにぎりはこうやって作るとたい、
味付けしなくてもこの野菜は美味しか〜
といった言葉がたくさん聞かれ、皆さんお話も弾まれていました。
次回開催も決めていたところに、
4月14日・16日と熊本大地震がありました。
私たちメンバーのほとんども被災をしました。
その中で、自分たちができることを地震直後に話しまた。
それぞれに無理せずにできるしこのことをしよう、助け合おう。
いろんな繋がりがあり、それぞれにできることをしていました。
避難所に食糧が不足しているから、おにぎりを作りたいと言えば、
場所を貸し、一緒に作ってくれる、配達してくれる仲間がいました。
納豆や食材があります。とあれば、それぞれの地域で配る仲間がいました。
熊本のみんながとても大変な時に、
福岡・鹿児島の仲間が、暖かい食べ物や野菜料理・たんぱく質の食事と、
食卓の用意して、4月24日におたがいさま食堂をしてくださいました。
避難所や公園で避難されている方に呼びかけ、
10日ぶりに人と話した!という方もいらっしゃいました。
7月には、仲間が副園長をしている保育園で開催しました。
まだ震災後の影響が見られ、子ども達は遊び場がなく夏祭りなどの中止があちこちで言われていた時期でした。ヤマメのつかみ取り、ピザ作り、そうめん流しにスイカ割りに、子どもから高齢者まで楽しんでいただきました。
そして、9月。地震で被災した香福寺で開催することができました。
この時から登場したのが、「かまど」。
大規模災害で水道・ガス・電気が使えなくなり、大量の食事を作るとなった時に活用できます。鰹節削りと同じく、「かまど」でご飯を炊いた経験は若い人ほどありません。
10月・11月は「かまど」を持って、仮設住宅にお邪魔しました。
仮設住宅では、「ちかけん 竹あかりワークショップ」と「出張 お寺de落語」とコラボ開催を行いました。
12月は香福寺で、餅つきを行い、つきたてのお餅をいただいて、お寺de落語で笑い、
お腹と心を満たして1年の締めくくりとさせていただきました。
気がつけば、おたがいさま食堂くまもとは、10回開催し、
熊本地震が発生した14日・16日のいずれかで 熊本できるしこ学ぶ会など、
で活動することができました。
一緒に活動しているみんなにありがとう、お疲れ様でした!
私たちを支えてくれた皆さま、応援してくださる方たち皆さまに、
心より感謝♡申し上げます。
来年度もゆるっとできるしこの事しかできませんが、地域で団欒する場が増えていくような活動をしていければなと思います。今後とも、どうぞ応援よろしくお願いいたします。
2016年12月29日
0コメント